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自律神経失調症 神経症・うつ病 |
この病気は、交感神経と副交感神経のバランスが何らかの原因によって崩れることで、様々な症状が現れます。 よく見られる症状としては下記のようなものがあります。 めまい、ふらつき、動悸、倦怠感、食欲不振、不眠、耳鳴り、 イライラ、頭痛、発汗、気力低下、不安感、のどの異物感など また、この病気は [1]ストレスの影響を受けやすい性格の人 (神経質、まじめ、几帳面、心配性) [2]ストレス・過労がたまっている人 [3]不眠などで生活リズムが不規則な人 [4]女性で性ホルモンの周期が不規則になっている人 (更年期や妊娠、出産など) などがかかりやすい傾向にあります。 漢方には「気・血・水」という考え方があり、自律神経失調症は「気」の異常と考える場合が多いです。単に「気」の異常といっても、 ①気が不足している場合←気を補います ②気の流れが停滞している場合←気の流れを促します ③頭に気が集中する場合(のぼせやすい人)←気を静めます ④気は充実してるがストレスなどによりうまく巡らない人←代謝を促します などあります。 体質、症状を考慮し、体のバランスを整えるという漢方の治療は自律神経失調症に対して大変有効なことが多いです。 自律神経失調症に対する西洋薬は症状の数だけ薬が出たり、改善が見られない場合、徐々に増えていくことが多いですが、漢方薬と併用することでそれらを徐々に減らしていく助けにもなります。 |
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◆自律神経失調によく使用する漢方薬
●虚証・・・一般的に体力がなく疲れやすい人で、体格はやせ形~中型です。
( 体力のある人でも過労や病後で一時的に虚証になる場合があります。)
●実証・・・体格が良く体力もあり、声も大きく、胃腸が丈夫な方です
虚証 ~中証 |
①気虚型(食欲不振、やる気低下、うつ症状などの症状を伴う) |
・補中益気湯(ほちゅえきとう) 元々、胃腸虚弱な人で、無気力や食欲不振に使用します。 ・桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう) 元々、胃腸虚弱な人で、ストレスなどによって精神不安や神経症、不眠症などに使用します。 ・加味帰脾湯(かみきひとう) 元々、貧血のある人で、過度の精神疲労による不安感、うつ症状に使用します。 ・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう) 元々、胃腸虚弱な神経質な人で、頭汗や口の渇き、動悸、不眠などがある方に使用します。 |
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| ②気滞型(不安感、気うつ、不眠などの症状を伴う) | |
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) 神経質で生真面目な人で、神経症や不安感、不眠症に使用します。のどの異物感や胸の圧迫感、動悸、声が出にくいなどの症状を伴う場合が多いです。 ・香蘇散(こうそさん) 内気な性格の人で、ストレスが発散できずに気うつな気分になっている方、耳がふさがったような症状に使用します。 ・柴朴湯(さいぼくとう) 半夏厚朴湯と小柴胡湯が合わさった漢方薬で、半夏厚朴湯の症状を伴い、プラス口の苦みや食欲不振、胸から脇にかけて張ったような感じや痛みがある不安神経症に使用します。 |
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| ③気上昇型(のぼせ、イライラ、不眠、頭痛、めまいなどの症状を伴う) | |
・加味逍遥散(かみしょうようさん) せっかちで気分の変動が多い人で、イライラや頭痛、不眠症、肩こり、更年期障害などに使用します。便秘気味の方が多いです。 ・抑肝散(よくかんさん) 過敏体質で怒りっぽく、せっかちな人で、神経の高ぶりによる不眠症、イライラ、頭痛、被害妄想、、更年 期障害に使用します。 ・抑肝散加陳皮半夏 (よくかんさんかちんぴはんげ) 抑肝散と同様の体質、症状で、胃もたれをしやすい胃腸が弱い方に使用します。 ・釣藤散(ちょうとうさん) イライラや頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、神経症などがある中高年の血圧が高めの方に使用します。 ・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう) 冷えのぼせがあり、顔が赤く、めまいや身体動揺感がある場合に使用します。 |
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実証 |
③気上昇型(イライラ、不眠、頭痛、めまいなどの症状を伴う) |
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう) 熱症状を鎮める漢方薬であるため、冷えを訴えることはなく基本的に暑がりで顔は赤っぽいのが特徴です。 実熱による炎症、興奮を伴った症状、胃炎、イライラ、不眠、不安焦燥感、高血圧などに使用します。 ・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) 血のつまりをほぐす漢方薬で、血のつまりから来る諸症状に使用します。 筋肉質で体が硬く、冷えのぼせがあり、肩こりが強いのが特徴です。このうような方であれば、頭痛、イライラ、更年期障害、生理痛など様々な症状に使用できます。 ・桃核承気湯(とうかくじょうきとう) 上記の桂枝茯苓丸と使用するタイプは似ています。違う点は便秘があるという点です。 |
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| ④気過剰型(イライラ、みぞおちの張り、不眠などの症状を伴う) | |
・柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 体格がよくて体力のある人で、みぞおちの辺りの張りを伴う様々な精神神経症状、精神不安、不眠、のぼせ、イライラ、動悸などに使用します。 |