痴         呆
「物忘れ」と「痴呆」はどう違うのでしょう?

             人が物事を記憶する過程をみてみましょう。

                 @新しい情報に意識を向ける
                       ↓
                 A脳に取り込み情報を一時保存する(短期記憶)
                       ↓
                 B意識的に覚えこむことで知識となったり、思い出として残る(長期記憶)
                       ↓
                 C脳にある必要な情報を取り出す(思い出す)
物 忘 れ 痴 呆
長期記憶は出来るのですが思い
 出すことが出来ないため起こります
 記憶を一時的に保存(短期記憶)
  はできますが、長期記憶ができない
  為に起こります
加齢に伴う生理的な変化による
 物忘れ
 脳の障害により一時獲得した
  知的能力が著しく低下する
知人の名前が思い出せない、
 食べたものが思い出せないなど
 
体験の一部を忘れる
 人の名前だけでなく自分との関係や
  食べたものだけでなく、食べたこと自体
  忘れるなど体験したこと全体を忘れます
物忘れを自覚し、思い出そうとする
 又、新しいことを学習する能力は
 残っている
 忘れたことを自覚していない、
  又、新しいことも覚えられない
症状はほとんど進行せず日常生活
 にもほぼ支障はない
 症状はどんどん進行し日常生活
  に支障をきたし、介護が必要になる
  こともある
             
            ※脳の成長は20歳がピークで細胞の数は最大で140億個といわれています。
             細胞は1日10万個の割合で死んで行き、一度なくなるともう増えることはないと
             いわれております。
             その為80歳をすぎ痴呆が現れても正常な脳の老化といえます。

             「痴呆」は正常な場合を上回る速さで脳細胞が死んでいき、脳の萎縮が急激に
             進んでいきます。
痴呆の原因

            特に多いのが「アルツハイマー型痴呆」と「脳血管性痴呆」です。
            この2種類と混合型(2つを合併しているもの)を合わせると痴呆の
            8〜9割を占めているといわれています。

             脳血管性痴呆症

               動脈硬化が進行し脳梗塞(脳の血管に血栓ができ詰まった状態)や
               脳出血(脳の血管が破れ出血した状態)などにより脳の神経細胞に
               酸素・栄養がいかなくなり障害が起こります。
               脳梗塞・脳出血の原因となる動脈硬化を防ぐことが大切で、高血圧・
               高脂血症・糖尿病・肥満
など生活習慣病を予防することが大切です。

             アルツハイマー型痴呆症(変形性痴呆症)

               高齢になるとある程度、脳の萎縮は起こりますが、アルツハイマー型
               痴呆は非常に大きな度合いで萎縮します。
               知的活動全体にかかわる「大脳皮質」と記憶をつかさどる部位「海馬」
               の神経細胞が抜け落ち、萎縮が進むにつれ痴呆症状も進行します。
               脳の老化と深い関係があるといわれていますが、原因ははっきり解明
               されていません。
脳血管性痴呆症 アルツハイマー型痴呆症
初期は物忘れを自覚していて良く
 なったり悪くなったりしながら階段状
 に進む
 物忘れを自覚していなくゆっくり単調に進む

脳が部分的に障害を受けるため
 多くは痴呆以外の症状
 (手足の麻痺・口のもつれ・嚥下
 障害・失語・尿失禁など)を伴い、
 障害された脳の部位や程度により
 現れる症状が異なります。


 記憶や判断力などの能力が全般的に低下し、
  運動能力を伴わないことも多い。個人差はあり
  ますが進行していく過程は3期に分けられます
 第1期・・物忘れや時間・場所を間違えるように
       なります
 第2期・・言葉の理解・表現能力・作業能力の
       低下。徘徊
 第3期・・高度の痴呆、寝たきりで介護が必要に
       なることもあります。
人格は保たれやすい  人格が変わることが多い
男性に多くみられる  女性に多くみられる


           他の原因としては外傷性脳挫傷やボクシング脳症など外傷性の病気による痴呆や、
           進行性麻痺・エイズ脳症
など感染症の病気による痴呆や、又、服用する薬の量が
           多すぎることや鬱病のになったことで物忘れが多くなることがあります。
予防と対策

           《栄養》

              イワシ・サバ・アジ・マグロなど脳の働きを活性化させる働きのあるDHA
              血液中の中性脂肪濃度が高くなるのを抑える働きのあるEPAが豊富に
              含まれているものを食べましょう。

              インスタント食品・スナック菓子・ジュースなど糖分や脂肪分の多い酸化食
              (酸化した油を使った食品)は食べ過ぎると脳の働きがにぶくなってしまいます。
              栄養バランスのとれた食事をしましょう。

           《運動》
              脳の血流をよくすること痴呆の予防につながるため、ウォーキング・水泳など
              有酸素運動をして血液循環を活発にすることが大切です。

           《休養》

              1日30分以内の昼寝はアルツハイマー型痴呆の発症を抑制する効果がある
              といわれています。(※1時間以上の昼寝は逆効果のようです)

            他に仕事・趣味など頭脳を活発に使ったり指・手足をはじめ体をよく動かす
              ことが大切です。
              又、いろいろな人と付き合い、よい刺激を受けたり、よく笑い楽しく生活する
              ことも予防になるといわれています。
痴呆の予防に良い漢方薬解説

はち  み  がん
八 味 丸
じゅうぜんだいほとう
十全大補湯
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痴呆の予防に良い健康食品
イチョウ葉 でんしちにんじんまつ
田七人参末
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